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飲み会で距離が縮まるのはなぜなのか?|その科学的根拠とは

皆様こんにちは、酒好きブロガーのシサカです!

今回は飲み会がもたらす心理的効果について調べたのですこしお付き合いいただけると幸いです!

目次

パーソナルエリアの克服

飲み会で距離を縮めるうえでまず挙げたいのが、物理的な距離の近さが生む近づき効果だ。

皆さんはパーソナルエリアという言葉をご存じだろうか?

パーソナルエリアとは

他人に近づかれると不快に感じられる空間や距離、心の境界を指す。パーソナルスペース、個体距離、対人距離とも呼ばれる。

簡単にいうと、これ以上来ないで!エリアである

ハグや顔を近づけて近距離で挨拶を行う欧米とは異なる文化を持つわれわれ日本人は元来、パーソナルスペースが広めといわれている。

もし職場で同僚や上司が顔を30センチくらいまで近づけて話してきたら、多くの人は不快に感じるだろう。

ところが、呑み会の席は30センチしか離れていなくても不快には感じないことが多い。

それがなぜか?

その理由を、デジタルハリウッド大学の匠英一教授はこう説明している。

実は、不快に感じる距離は場によっても変わるのです。密集して座るスタイルの居酒屋では自然と相手との距離が近くなりますが、皆がそれを当然と思っているので、パーソナルスペースに侵入されたという不快感が出にくいのです。

さらに、

一度近い距離で話した相手、つまりパーソナルスペース内への侵入を許した相手を人間は親しい関係だと認識して、飲み会が終わった後も既存事実として残ります。
つまり、居酒屋という場自体が、一度でも隣に座った人と親しくなれる効果を持っているんです。

これはわれわれ非モテ男子にとっては希望の光ではないだろうか。

私のようなコミュ障でも居酒屋という空間と形式を利用すれば相手と打ち解けることができる可能性が出てきたのだ。

ところ変われば人も変わる

そしてもう一つ注目すべきは「転地効果」だ。

転地効果とは

日常生活から離れた環境に身を置くことで語感が刺激され、精神的にも肉体的にも良い影響を与える事。
日々の喧騒から解放され精神的疲労・ストレス解消などの体調不良が改善される効果が期待できる。

旅行や温泉がもたらす効果として耳にしたことがあるのではないだろうか?

普段の行動パターンはもちろん、見ている景色、同僚との距離感などがいつも同じだと、意識していなくても思考やコミニュケーションの仕方がテンプレ化し凝り固まってしまう。

一方、食事にせよ、飲み会にせよ、仕事を離れて外に繰り出せば普段と違った環境に身を置くことになる。

「いつもと違った場所で会話すると、自分の感覚も変わります。相手の新しい一面に気付けるなど、コミュニケーションが深まるでしょう。」

どこぞの教授は言う。

新たな気付きを得るための場として、会社を離れて豊かな自然に囲まれた研修施設などを使った研修を導入する企業は実は多い。

私の所属する会社もなぜか人里離れた離島で定期的に会議や研修を行っている。

また、住み慣れた土地を離れ、大自然や温泉地など全く異なる環境に身を置く「転地療養」も古くから知られている。

『アルプスの少女ハイジ』のクララは都会から田舎の山奥に移ってきて徐々に元気になり、ついには立ち上がった。

ところ変われば人は変わるのだ。

共感しやすくなる

ここまでは「飲み会」いう場の空気がもたらす効果を見てきたが、近年アルコールそのものが持つ効果についても研究が進んでいる。

なかでも2018年、東京大学院薬学系研究科の池谷裕二教授らが発表した研究結果が話題を呼んだ。

池谷教授らはマウス実験によりアルコールには共感作用があることを突き止めたのだ。

マウスは恐怖を感じると動かなくなる性質がある。

実験では、マウスに仲間のマウスが電気ショックを受けているところを見せ、動かない時間を測定。

アルコール(エタノール)を投与してから同じ実験をすると、動かない時間が伸びた。

エタノールによって生じる脳内プロセスによって、共感が促進され、自分自身が痛みを受けているかのような神経活動がより強く生じたと考えられる。

これは心理学的にも、アルコールによる酔いには、感情が伝わりやすくなったり、同じ感場を持ちやすくなったりする効果があると考えられる。

これにより自閉症スペクトラムの治療にも効果があると期待されているそう。

ほか、適度にアルコールを摂取した方が直観力や発想力が高まるという実験結果(米イリノイ大学)もあるなど、アルコールのもつ効力が次々と解明されている。

まとめ

世の中にはモテる人間とモテない人間がいる。

私は言うまでもなく後者の人間だ(泣)

だがお酒というものを適切に運用することにより、我々のような持たざる者も人生を楽しく生き抜くための活力を得ることが出来るかもしれない。

私たちが経験則として感じていた「飲み会やお酒によってコミニュケーションが深まる」という現象は、科学的にも裏付けられていると言える。 

もちろん、アルコールには様々なリスクも存在する。

飲み過ぎて前後不覚になったり、依存症の危険があることも決して忘れてはいけないし、コミュニケーションを免罪符に無理矢理飲ませたりするのは論外である。

「飲みニケーション」という言葉が見直されている現代、不要論を唱える人も多くいると聞く。

相対主義的にそれを否定はしないが個人的には無くなってほしいとは思っていない。

誰かに不快な思いをさせることあるかもしれないが、時として誰かを救うこともあると信じているからだ。

各々がお酒という物のメリット、デメリットをきちんと理解しそれを建設的に行使するための助けになれると幸いである。

ではまた。


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この記事を書いた人

サラリーマンの傍らブログ運営。
お酒にまつわる情報や考えを、心理学や哲学など色んなネタを絡めながら発信しています。
気分によって文体がコロコロ変わるので悪しからず。

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