戦略が戦術に
ルルーシュ・ランペルージ
負ける筈がない
皆様こんにちは、酒好きブロガーのシサカです!
飲み会
それは社会人にとって、一見「楽しむ場」や「関係性を深める場」として扱われがちです。
歓迎会、送別会、懇親会、接待。
「飲みニケーション」という言葉が出来て久しい昨今、日本社会において「社交」と「お酒」というのは古来より深く結びついているといえます。
ところが、
この二文字を聞いただけで胃のあたりがキリキリする人達がいるのです。
コミュ障
コミュ障とは、コミニュケーションが苦手であることを指すネットスラング。人見知りや会話が続かないといった、コミュニケーションに問題を抱えている者を指して、あるいは自らに対して自虐的に使う言葉として定着している。
今この記事を読んでいるあなたは『飲み会』というものがお好きだろうか?
この質問に、好きだと即答する人間はおそらくこの記事を読んではいないでしょう。
かくいう私もコミュ障側です。
会社の飲み会、友人との飲み、さらには「え、こいつ誰?」レベルの知り合いの集まり。
この世界にはそのような場がごまんと存在しますが、テンション爆上がりする人間がいる一方、我々のような人間にとってそれは修行の場でしかないのです。

そして、
「できれば避けたい。でも避けられない…。」
この記事に辿り着いたあなたはおそらくそんな状況ではないだろうか。
そんな悩みを抱えるあなたの苦しみを解放するため、本記事では「飲み会を乗り切るための戦略」を徹底解説します。
※本記事に書いている「コミュ障」はあくまでもインターネットから生まれた俗語のことであり、医学的に診断される「コミュニケーション障害」とは異なります。また、特定の人物やそのような性質を持つ方たちを揶揄する意図は一切ありません。
なぜ飲み会はコミュ障にとって鬼門なのか?~日本社会と飲み会文化~

日本社会に根強くある飲み会文化は、お酒を媒介にして本音を語り合い、上下関係や壁を一時的に取っ払い、心の距離を縮めることを目的としています。
職場やサークルなどで普段は立場の違いがあっても、飲みの席ではフランクに語り合い、信頼や親しみが生まれる…。
飲みニケーションという言葉が暗示する通り、これが理想の形とされてきました。
飲み会の鬼門性
しかし、これはまず大前提として「会話を楽しめる人」、「社交的に振舞える人」のための文化なのです。
私のようなコミュ障気質の人間にとって、飲み会は「会話を楽しむ」どころか、むしろ余計なストレスばかり産み出される状況になりがちです。
たとえば、
- 隣の人と何を話せばいいかわからない
- 会話に入るタイミング難しい…
- 飲み会の礼儀作法とかよくわからない
- 上司の機嫌ってどうやって取るの?
- 完全に場違いな気がする
- ノリを合わせる同調圧力がキツイ…
- 帰り道で「あれいらんかったな・・」という自己嫌悪
- 無理にお酒を飲んで体調を崩す
など、数えれば枚挙にいとまがないでしょう。
日常なら黙ってやり過ごすという選択肢があるのに飲み会というクローズドな空間においては、
沈黙 ➡ 不参加 ➡ 協調性の欠如 ➡ 社会不適合者 ➡ 会社のお荷物とみなされる(気がしてしまう)。
「社会的スキルを試される場である」というプレッシャーがさらに追い打ちをかけ、しんどさを凝縮した鬼門のようになってしまうのです。

ではどう乗り切ればいいか?
ここからは具体的な方法論を解説します。
まずはコミュ障の弱みだけでなく「強み」を知る

かの有名な孫氏兵法には「彼を知り己を知れば百戦危うからず」という言葉がありますが、飲み会も同じです。
所謂コミュ障と呼ばれる人達にも、強みも必ず存在するのです。
強み①:実は聞き役として優秀

じつはこの手のタイプは傾聴力が高い人が多いので、自分発信ではなく相手の話を聞く方が向いています。
無理にしゃべらなくても相手の話にうなずいたり相槌を打つだけでも「この人はちゃんと話を聞いてくれている」という印象を与えられます。
強み②:観察力が鋭く変化を察知する能力が高い

コミュ障を自称する人は、状況の些細な変化を察知できるタイプが多いのです。
・「○○さんのグラスが空いている」
・「△△さん、体調悪いのかな?」
・「□□さん、席変わりたいんだろうな」
など、状況の変化や感情の機微を察知する能力に長けています。
強み③:深い話ができる

大人数での会話は苦手でも、一対一の会話ならじっくり話すことができるのも特徴です。
ひとつのトピックを深く掘り下げるのが得意なので、相手の興味に寄り添ったり、上手く共通の話題を見つけられれば「深い話ができる人」ポジションを獲得することができるでしょう。
座席のポジショニング戦略

飲み会が苦手な人々にとって「どの席に座るか」はその日の命運を左右する分水嶺。
どこの席が自分に適しているかを分析して必ず確認しておきましょう。
安全な席
- 隅っこや壁際の席
中央の席は会話の渦に巻き込まれやすく、負担がかなり大きいのです。
端なら隣とだけ会話すればよいし、壁際なら背後から話しかけられることはありません。
- 知り合いの近くの席
知らない人の隣はハードルが高いので、1人でも信頼できる人や気を許せる人がその場にいるなら迷わずその人の隣を選びましょう。
- 出口やトイレの近く
「逃げ道」を確保しておくことは心理的な保険になります。
トイレ以外にも、料理を取りに行ったり、「ちょっと電話してきます」と言って、その場を脱出するのが容易になります。
危険な席
- 陽キャ幹事の隣
逆に危険な席としてまず注意しなければならないのが幹事(陽キャ)の隣。
間違えて座ればイジリ倒されて即座にエネルギー切れを起こすでしょう。
- 上座のとなり
そしてもう一つ注意しなければならないのが上座のとなりの席です。
それはなぜかというと、上座とは一番偉い人が鎮座している場所。

すなわちその席は社交性フル装備の人材が座るべき場所なので、我々のような人間が座れば戦闘不能に陥ることでしょう。
実際私も若い時に何度か経験がありますがマジで地獄でした。
お酒のマネジメント

飲み会の大きなのプレッシャーのひとつは「お酒を飲まなければいけない同調圧力」です。
この章では得意な人もそうでない人も、自分にはどういう飲み方が合っているのかを知っていきましょう。
バフ or デバフ?

アルコールは社交の潤滑油である反面、破滅をもたらしかねない諸刃の剣。
お酒がうまく作用するタイプの人もいれば、地雷になるタイプの人もいます。
自分はどちらのタイプなのか事前にしっかりと認識しておきましょう。
やんわりとした断り方の例文

自分は飲みたくないけど、無碍にできない相手からお酒を勧められた時のために、断るカードを持っておきましょう。
- 仕事や健康上のことを理由にする
仕事や健康上のことを理由にすると、相手も納得しやすいです。
「明日は朝から打ち合わせがあるので・・」
「体質的にお酒ほとんど飲めなくて・・。」
アルハラが問題になる現代。このくらいで十分乗り切れるのではないでしょうか。
- 「車で来ている」は最強の免罪符
それでもしつこく言われるときはこれ。
運転者にお酒を飲ませてはならないのはもはや社会通念。
断る際のNG行動

- すぐにバレる嘘をつく
飲めるのに飲めないふりをしたり、後で嘘だとバレるような理由を言ったりするのは避けましょう。
長い目で見たときに、必ずあなたにとってマイナスになります。
- 不機嫌になる
「はぁ?嫌ですよ」といった不機嫌な態度や、面倒くさそうな態度はたとえ思ってもやめておきましょう。
感情だけで反応するのではなく、相手の言葉を一度咀嚼して受け止める練習をしましょう。
- 無言でグラスを避ける
勧められたことに対して何も返事をしないのは失礼にあたります。
「ありがとうございます。お気持ちは嬉しいのですが…」と感謝を伝えてから断るのがマナーです。
特に上司が同席する飲み会では、お酒を断ることよりもその場の雰囲気を壊さず、上司への敬意を示すことが重要です。
これらのポイントを参考に、相手に合わせた断り方を模索してみてください。
ノンアルもしくは度数の低いドリンクをチョイス

お酒が苦手な人が何を飲むか迷うのはよくある話。
ここは無理をせずソフトドリンクもしくはサワーなど度数の低い飲み物をチョイスしましょう。
みんな知っているカクテルでも意外に度数の高いものがあるので気を付けましょう。
その最たる例がハイボールやジントニックで、店によって一般的なビール(約5%)の倍くらいの度数があるので注意が必要です。
もしくは少し変ったものが飲みたい方は、ノンアルコールカクテルを紹介した記事があるのでそちらを参考にしてみてください!
「チェイサー」の併用

もしも場の雰囲気に飲まれて少し飛ばし過ぎてしまった場合、チェイサー(水)を活用しましょう。
このような時こそチェイサーは本領を発揮してくれるのです。

会話戦略

コミュ障にとって最大の難関はここ、「何を話せばいいかわからない…」ではないでしょうか?
でも実は、話さなくても”参加してる感は”演出できるのです。
無理に自分のことを話さなくていい

大人数で会話をしているときの「頼むからこっちにその話振らないでくれ」と祈るのはコミュ障あるあるではないでしょうか?
こんな時、無理に話を展開する必要はありません。
実際私は話が回ってきたら、話したそうな人を見つけて
「う~ん、どうですかね? …○○さんはどうです?」
…とすぐさま他の人にパスしていました。
もし下手な事を言って墓穴を掘ると、帰宅後の大反省会が始まってしまうのでそれは避けたいですね。
リアクションはオウム返しで

「最近ゴルフ始めたんだよね。」➡「へえ、最近ゴルフ始められたんですね!」
「週末とかコース行ってる」➡「週末にコースですか!」
といった具合に相手に頂戴したワードをそのまま返してみましょう。
意外にもこれが「話を聞いてくれてる」という印象を与えたりするのです。
「発信や自分の話が苦手」なのがコミュ障がコミュ障たる所以。
そんな我々の戦略の肝は「相手にどれだけ話させるか」であり、極論会話の中身などゼロでいいのです。
もしもの時のため質問をストックしておく

気まずい沈黙がやってきそうになったら、こちらから振る質問をストックしておきましょう。
- 「○○さんはどうしてこの仕事を選んだんですか?」
- 「最近ハマっていること(趣味)はありますか?」
- 「休みの日って何してるんですか?」
- 「普段はどんなお酒を飲むんですか?」
…と言った具合に最低3つか4つ程仕込んでおきましょう。
これらは一見ありきたりな話題ですが、普遍的な話ほどそこから派生する会話は意外と盛り上がるものです。
基本的に人間は自分の話がしたい生き物。
ここでも「相手に話させる」ことができれば心がぐっと楽になるでしょう。
それを引き出す「質問」は最高のスキルなのです。
それでも喋りたくないならひたすら食べろ

それでも噛み合わず、万策尽きて八方塞がりになった場合におススメなのが、とりあえず目の前の食べ物や飲み物を口に入れ続けるという作戦。
何かしらものを食べ続けていれば、「なんか食べるのに忙しそうだ」と直感的に思ってもらえるので急なフリも喰らわずに済むし、喋らなくても「お腹が空いているんだな」と映るので不自然さもありません。
自由への撤退戦

飲み会のしんどさのひとつに「長時間拘束」が挙げられます。
飲み会は最後までフル参加しなければいけないという思い込みがありますが、それは誤解です。
元より「飲み会HP」が少ない我々は、自らの身を守るためにも適切にエスケイプする術を覚えなければなりません。
そもそも一次会が怖いのに二次会に行くわけがない
「この後どこ行く?」と聞かれ心臓が止まりそうになったこと、ありませんか?
私は何度もありました(笑)
しかも二次会ってカラオケやダーツなどのアクティビティに行くというケースも実は多いんですよね。
好き嫌いはあれど、私のような引っ込み思案な人間にとって無理して行くカラオケって結構地獄なんですよ(泣)
なので二次会はよほど行きたい理由が無い限り一次会で帰ってOK!
よほど話したい人がいるなら後日サシで会うのが◎
幹事、もしくは近くの人に「明日早いんで。」と早々に告げ、その場をクールに去りましょう。

生還後にはセルフケアを

戦場から帰還したあなたは、自分が思っているよりも肉体的、精神的に消耗しています。
故に帰宅後のセルフケアは必須です。
- 熱いお風呂にゆっくり浸かる
- 甘いものを食べて報酬系を満たす
- 好きな音楽や動画を見て気分を整える
など自分の好きな事をして、しっかりと自分を労ってあげてください。
よく頑張りました💮
コミュ障でも飲み会は乗り切れる

コミュ障を自称する人にとって会社や大人数の飲み会は「楽しい場」ではなく、多くの場合「修行」かもしれません。
私もそうでした。
だからといって無理して陽キャのマネをする必要はないし、たとえ上手く話せないからといって自分を恥じる事はありません。
立場上どうしても参加しければいけないのであれば、上に挙げた作戦を実践し慣れていけば「地獄」だった飲み会も「ま、なんとかなるな」くらいのものに変わっていきます。
飲み会を地獄にするかクリア可能なゲームにするかはあなたの戦略次第。
次の飲み会、この記事に書いていることを思い出し、ぜひ楽しみながらサヴァイブしてみてください!
ではまた。

サラリーマンの傍らブログ運営。
お酒にまつわる情報や考えを、心理学や哲学など色んなネタを絡めながら発信しています。
気分によって文体がコロコロ変わるので悪しからず。



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