皆様こんにちは。宅飲みマニアブロガーのシサカです。
ボトルを買って家でカクテル作ってみたい!
けど、種類がありすぎてどれを買えばいいかわからない!という方も多いのではないでしょうか。
そんな方にピッタリな、「とりあえずオレンジジュースで割るだけ」でカクテルとして成立するボトルをご紹介します!(それぞれオススメ銘柄も載せています)
カシスリキュール

カクテル名:カシス・オレンジ
現在流通しているものの中で、最も人気が高いと言っていいカシスリキュール。
オレンジジュース系カクテルのド定番と言えば、このカシス・オレンジではないでしょうか。
フランスにおいてリキュール生産量の実に25%を占めており、マーケット市場では別格の存在となっております。
生産量が多く手に入りやすい反面、酸化に弱く開封後は冷蔵保存が必要なので注意が必要です。
オススメ銘柄はルジェ社の「ルジェ・クレームド・カシス」です!
ピーチリキュール

カクテル名:ファジーネーブル
桃は若い女性に人気が高いフルーツの一つですが、それはリキュールの世界でも同じことが言えるでしょう。
オレンジジュースと相性抜群なそのフレッシュな甘みと香りで、世界的に爆発的な人気を獲得しています。
発売当初、メーカー側はトニックウォーターで割ることを推奨していましたが、若者たちが好むオレンジジュース割りが考案されて以降、このファジーネーブルが主流に取って変わったという歴史があります。若者の声はいつの時代も凄いパワーを産みますね!
オススメ銘柄は、その原点でもあるオランダのデ・カイパー社のオリジナル・ピーチツリーです!
シャンパン(スパークリングワイン)

カクテル名:ミモザ
パーティーでの乾杯によく登場するシャンパン。グラスに注ぐと気泡が立ち昇り続ける事から「幸せが絶えず沸き起こる」を意味する演技のいいお酒といわれています。
ちなみにシャンパンとはスパークリングワインの一種で、フランスのシャンパーニュ地方で造られ、且つフランスの法律(AOC法:原産地呼称管理法)で定められた条件を満たさなければシャンパンを名乗ることは出来ません。
なので例えシャンパーニュ地方で製造されていてもすべてがシャンパンというわけではないのです。
そのシャンパンを使ったカクテルであるミモザですが、その名の通りミモザの花に色彩が似ている事から命名されました。正式名称は「シャンパン・ア・ロランジェ」といい、フランスの上流階級の人々を中心に親しまれてきました。
シャンパンに拘らずその他のスパークリングワインを使っても美味しく飲めますで、今回のオススメ銘柄はコスパ重視でフレシネ社の「フレシネ・コルドン・ネグロ」です!
カンパリ

カクテル名:カンパリ・オレンジ
ビター系リキュールというジャンルを思い浮かべる時、真っ先に出てくる銘柄がこのカンパリではないでしょうか。
160年以上の歴史を持ち、世界170ヵ国で愛飲されているカンパリは、後に紹介する「イェーガー・マイスター」と並びビター系ハーブリキュールの代表格と言っていいでしょう。
オレンジジュースで割るカンパリ・オレンジは、その軽やかな口あたりから現地イタリアでは食前酒として飲むのがポピュラーな飲楽しみ方だそう。
流通量も多く、近所のスーパーやディスカウントストアでも手に入るのもポイントが高いですね!
ジン

カクテル名:オレンジ・ブロッサム
17世紀にオランダの医学者により薬用酒として考案されたお酒であるジン。
穀物系のボタニカルを使用したその爽やかな香りが特徴的なジンはオランダ国内でたちまち評判になり、その後イギリスを経てアメリカに渡り、世界的に認知されていった歴史があります。
ストレートを好む愛飲家が多く存在する一方、カクテルのベースとしても非常に有能で、アメリカに渡った後はキング・オブ・カクテルの二つ名を持つ「マティーニ」を始め多くのカクテルが誕生していきました。
トニックウォーターや柑橘系のジュース類とも相性がよく、特にこのオレンジ・ブロッサムはフルーティーな味わいから食前酒としても好まれるカクテルとなっております。
オススメ銘柄は、美しいブルーボトルが目をひく「ボンベイ・サファイア」です!
ウォッカ

カクテル名:スクリュー・ドライバー
今でこそ世界中で愛され、4大スピリッツのひとつとして鎮座しているウォッカ。しかしかつてのロシアでは歴代の皇帝や一部の貴族のみが飲むことを許された特別なお酒だったそう。
ちなみにウォッカの語源は”Voda(水)”という意味を持ち、澄み切った水のような無色透明な見た目と、無味無臭な味わいが特徴です。
ですがその反面、非常にアルコール度数が高く、日本では火酒(かしゅ)とも呼ばれています。何を隠そうあの悪名高き(笑)スピリタスもウォッカのひとつなのです。
クリアな味わい故にカクテルのベースとして万能で、特にトロピカルカクテルの分野ではもはや定番と言っていいでしょう。
オススメ銘柄は世界的人気の原点となった「スミノフ」です!
ラム

カクテル名:キューバン・スクリュー
文豪ヘミングウェイにも愛されたというラム。
カリブ海が原産であるこのスピリッツの歴史は古く、カリブの海賊たちの物語によく登場します。映画「パイレーツ・オブ・カリビアン」でジョニー・デップ演じるジャック・スパロウがラムを片手に酔っ払っていたシーンを憶えている方も多いんではないでしょうか。
また、長い船旅によるビタミンCの欠如を防ぐため、英国海軍の御用酒としても認定されていたという歴史あるお酒です。
色合いによりホワイト、ゴールド、ダークの三種類があり用途によって使い分けられます。
カクテル・ベースとしてももちろん優秀で、オレンジ・ジュースと割った「キューバン・スクリュー」をはじめ、コーラと割った「キューバ・リブレ」も有名ですね。
オススメ銘柄は使いやすいホワイト・ラムである「バカルディ・スペリオール」です!
テキーラ

カクテル名:シャンギロンゴ
キツイお酒といえばこのテキーラを挙げる方も多いのではないでしょうか。
若者人気の高いお酒で、よくクラブで乾杯しているイメージがありますよね。
アロエのような見た目の竜舌蘭(リュウゼツラン「学名:アガベ」)を原材料とするテキーラは、熟成の仕方や期間で様々な等級に分けられます。また100%アガベで造られた高級テキーラは「プレミアム・テキーラ」と呼ばれ、近年ハリウッドセレブを中心に世界中で人気となっています。
カクテルベースとしても高い汎用性を持ち世界的に有名な「マルガリータ」を筆頭に数多くのレシピが存在します。
もちろんオレンジジュースとも高相性で今回紹介するシャンギロンゴはtとても人気のカクテルです!
プラス余裕のある方はこれにグレナデン・シロップを足した「テキーラ・サンライズ」も非常にお勧めですので是非お試しください!

オススメ銘柄は、定番の「クエルボ・エスペシャル」です!
イェーガーマイスター

カクテル名:イェーガー・オレンジ
ビター系リキュールの中で、カンパリと双璧を成す人気なのがこのイェーガー・マイスター。
リキュールとしては35度とアルコール度数がかなり高く、日本ではここ数年テキーラと並んで若者が好むパリピ酒としても認知されてきてますね!
とはいえ誕生は1935年とその歴史は古く、多種多様なハーブ等の成分を含んでいるため薬酒としても世界中で飲み継がれています。
「ハンターの守護聖人」という意味を持ち、7世紀頃のドイツで牡鹿に精霊を見た人物が、後に聖職者になったという物語から来ているそうです。その為、ボトルのラベルにはオスの鹿がデザインされています。
オレンジジュース割りであるイェーガー・オレンジはシンプルで飲みやすい組み合わせなので是非一度飲んでみてください!
コアントロー(ホワイト・キュラソー)

カクテル名:コアントロー・オレンジ
オレンジの果皮を原料に製造されるリキュールをキュラソーと呼び、その中で無色透明のものをホワイト・キュラソーと呼びます。
ここで紹介するコアントローは、ホワイト・キュラソーの中で有力な銘柄で、ホワイト・キュラソーを使ったカクテルにはこのコアントローが使われていることが非常に多いです。
オレンジの果皮が原料なので、果肉をすり潰して使うオレンジジュースとの相性は言うまでもがな。
また、カクテル作りに重要なリキュールであると同時に洋菓子作りにも欠かせない存在で、スフレやムースをはじめ、クリームやソースの味にアクセントを持たせる役割を担うなど、非常に使い勝手の良いボトルとなっています!
割り材としての汎用性も非常に高く、カクテル作りに留まらずこれ一本持っているだけでレシピの幅がぐんと拡がるのでメチャクチャおススメです!
グランマルニエ(オレンジ・キュラソー)

カクテル名:グランマルニエ・オレンジ
ホワイト・キュラソーと同じオレンジの果皮を原料としていますが、蒸留後に樽で寝かせる事から液体の色が綺麗な琥珀色を纏っています。
ホワイト・キュラソーとの違いは、樽で熟成するという工程以外にブランデーをベースにしているのがあります。
今回お勧めする銘柄であるフランスのマニエ・ラポストール社の「グラン・マルニエ」は、配合するブランデーにグランド・シャンパーニュ地区産のコニャックを使っており、数あるオレンジ・キュラソーの中でも逸品と名高い銘柄となっております。
オレンジ果皮とブランデー両方の香りとまろやかな味わいを持ち、スピリッツ系の濃厚なカクテルや柑橘系の爽やかなカクテルの割り材としても良し、隠し味のエッセンスとしも活躍できるオールマイティーなボトルとなっています!
アマレット

カクテル名:イタリアン・スクリュードライバー
何だかプロレス技みたいなカクテル名ですが(笑)こちら由緒正しきリキュールでございます。
「ゴッドファーザー」や「ゴッドマザー」等の名作カクテルの割り材として有名なアマレットは、そのアーモンドの芳醇な香りをクラッシュドアイスに注いで食後酒として飲まれることが多いそう。
また、カクテルにする場合でもオレンジジュース以外にもジンジャーエールなどと相性がよく、度数の低いカクテルを作る時にも力を発揮します。
そしてカクテルのみならず洋菓子作りにも応用が効くという多芸なボトルとなっています。
アマレットは現在様々なメーカーから発売されていますが、オススメの銘柄はその原点であり頂点と言える「アマレット・ディ・サローノ」です!
ビール

カクテル名:ビター・オレンジ
え、ビールってカクテルになるの!?と思ったあなた!
そうなんです、ビールをベースに使ったビアカクテルというものが実は存在するのです。
・ジンジャエールで割ると「シャンディ・ガフ」
・トマトジュースで割ると「レッド・アイ」
・コーラで割ると「ディーゼル」
といった具合に、”ビール + ジュース”のカクテルには様々なレシピがあります。
その中でも、やはり柑橘系のジュースを使ったカクテルは人気が高く、オレンジジュースを使った「ビター・オレンジ」はすっきりとした飲み口で、ビールが苦手だという方も美味しく飲んでいただけるカクテルとして一度飲んで頂きたいと思います!
オススメ銘柄ですが、個人的には苦みが強い方がオレンジジュースの風味と相性がいいと思っているので、IBU値(ビールの苦味を測る数値)65を誇る「ダブルホップ・モンスターIPA」です!
まとめ
いかがでしたでしょうか。
とりあえず割り材としてオレンジジュースは最強ということで(笑)
僕もレシピに困ったら、新しく買ったボトルをとりあえずオレンジジュースで割ってみるというのはよくするので、皆さんももし興味を持っていただけたなら色々と試してみるのも面白いのではないでしょうか。
上に書いたもの以外にも組み合わせが無数に存在するので、色々試してみて良いものがあったら是非僕にも教えていただけると幸いです!
ではまた。
サラリーマンしながらブログやってます。
好きなお酒にまつわる情報や考えを、心理学や哲学など色んなネタを絡めながら発信してます。
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