健康は最上の善であり
ルネ・デカルト
あらゆる善の基礎である。
皆様こんにちは、酒好きブロガーのシサカです!
お酒は飲み方をきちんと考えれば、体に悪いわけではないというのは以前の記事で書きましたが、

不健康にはなりたくはないけど、何を飲めばいいかわからないよ…。
という方もたくさんおられると思いますので、今回はお酒の種類や選び方【健康重視】目線で解説していきます!
まずお酒には『醸造酒』と『蒸留酒』の2種類がある
まずお酒というのは大きく「醸造酒」と「蒸留酒」という2つのカテゴリーに分けることができます。
醸造酒
醸造酒は酵母を用いて穀物や果物をアルコール発酵させたお酒のことを指します。

身近なものでいうとビール、日本酒、ワイン等がこれに当たります。
そして適量を守れば高い健康効果が得られることでも知られています。
例えばビールの原材料であるホップには、生活習慣病や認知症を予防する効果があるといわれていますし、日本酒に多く含まれているアミノ酸という成分には筋肉や肝機能、免疫機能を強化する効果があります。
このように醸造酒には様々な健康効果が期待できるのです。
とはいえ糖質が含まれている為、飲み過ぎると中性脂肪の増加に繋がりますので飲み過ぎには注意が必要です。
醸造酒の健康効果
- ビール(ホップ) → 認知症、生活習慣病(がんや動脈硬化、高血圧、糖尿病など)、骨粗しょう症、更年期障害の予防が期待できる。
- 日本酒(アミノ酸) → 筋肉や肝機能、免疫機能の強化、成長ホルモンの分泌促進、生活習慣病の予防効果がある。
- 赤ワイン(ポリフェノール) → 老化、動脈硬化、がんなどを予防、視力低下や眼精疲労の改善、脳障害の予防効果がある。
このように醸造酒には様々な病気に対して予防効果が期待できるのです!
蒸留酒
蒸留酒は、醸造酒などをそこからさらに熱してアルコールを気化させたのち、それらを集めて冷やすという方法で製造されたお酒のことを指します。

別名 スピリッツ(spirits)とも呼ばれます。
焼酎、ウイスキー、ウォッカ、ラム、ジン、テキーラなどが該当し,世界各地に様々な銘柄が存在します。
最大の魅力は、蒸留する過程で不純物が取り除かれるため、糖質を含んでいないという点です。
また乙類の焼酎(「単式蒸留機」で蒸留した焼酎)の場合は痛風や動脈硬化、そして血液をサラサラにする効果があり、醸造酒とはまた違った健康効果が得られます。
ただし焼酎やウイスキー、ウォッカなどアルコール度数が非常に高いお酒が多いので飲み過ぎには注意が必要です。
蒸留酒の健康効果
- 焼酎(乙類) → 糖質ゼロに加え、ウロキナーゼ(ざっくり言うと血栓を分解する物質)の分泌を促進し、血管中の血栓を溶かし血液をサラサラにする効果がある。
- その他スピリッツ → 肥満の原因となる内臓脂肪を生み出す糖質が含まれていないため、醸造酒よりも脂肪肝のリスクを抑えられる。
蒸留という工程を経ることによって不純物が取り除かれ、糖質がないのです!
なのである意味ダイエット向きのお酒と言えるでしょう(笑)
ビール・発泡酒を選ぶコツ
苦いビールほど健康効果が高い

痛風やビール腹などネガティブなイメージがある為健康に気を使う人ほどスルーしがちなビールですが、実は高い健康効果が期待できる材料が含まれています。
その材料とはズバリ、ホップです。

こういうやつですね。
ホップとはビールの香りや苦味のもととなる植物で、ビールはいずれも麦芽、ホップ、水で作られているのです(発泡酒の場合は他にも材料が使用されている)。その原材料の中でも健康効果が高いと言われているのがのがホップなのです。
ホップには、
- イソα酸(イソフムロン)
- ポリフェノール
- フィストロゲン
という成分が含まれていて、それぞれ
- イソα酸(イソフムロン) ➡ 脳内炎症の緩和など認知症予防に繋がる。
- ポリフェノール ➡ 高血圧や動脈硬化といった様々な生活習慣病の予防が期待できる。
- フィストロゲン ➡ 骨粗しょう症や更年期障害の予防に役立つ。
といった効果が期待できます!
苦さの度合いを示す『IBU』
様々な病気を予防できるホップを、効率よく摂取するために覚えておきたいのがIBU(国際苦味単位)という数値です。
これはビールの苦味を表す単位で、一般的にホップの使用量が多いほど値が高くなります。(※麦芽との分量によっては異なる場合あり)

つまりIBUが高いものを選べば比例して高い健康効果を得れるという事になるのです。
IBUが高いと言える具体的な数値は?
ちなみに大手メーカーの主要銘柄はIBU20前後といわれています。
それに対し苦味をウリにするしているビールの場合、倍の40を超えるモノも多く、銘柄によっては100を超えるなんてモノもあります。
なので一般的には40以上あればIBU値が高いという事になるでしょう。
ちなみにIBU値が高いビールを選ぶ場合、「IPA」(インディア・ペールエール-Indea Pale Ale)というジャンルのビールが特にオススメ。 ホップのもつ香りや苦味が一般的なビールに比べてかなり強く、アルコール度数も5.5~7.5%と高めなのが特徴です。

なるほど、IBU数値の高いIPAっていうビールがあるのね。
でも銘柄が多くてどれがいいかわからない・・
IPAオススメ銘柄3選
クラフトビールは近年人気も出てきて種類がかなり多くなってきています。
というわけでIPAのオススメ銘柄も挙げていきます。
志賀高原ビール 志賀高原IPA
志賀高原IPAは長野県山ノ内町の酒造「玉村本店」の製造するクラフトビールです。
「自分たちの飲みたいビール」をコンセプトに創業200年を誇る蔵元の看板商品で、ホップなど厳選された原料と志賀高原の湧水を使って作り出した麦芽100%のビールは柑橘と強い苦味はもちろんモルトの芳醇さやそれ由来の香ばしさもしっかりと体現した飲みごたえのある一本です!
ちなみに瓶に描かれた力強い赤色のラベルは、志賀高原にある大沼池に伝わる大蛇伝説からこのデザインの着想を得たそう。
ブリュードッグ PUNK IPA
2007年創業のビールメーカー「ブリュードッグ」
「PUNK(常識に逆らう)」をコンセプトに掲げそれに違わない挑戦的な試みを重ており、近年はビールの生産だけに留まらず世界初のカーボン・ネガティブを達成したことでも話題になりました。
そんなブリュードッグのオススメ銘柄は原点であるパンクIPAです。
ホップの程よい苦味とグレープフルーツの香りが特徴的でクラフトビール入門にもってこいの銘柄として軒並み高評価を受けています。
ラベルのデザイン性も高くスタイリッシュでプレゼントやお土産にも最適なビールで、ビール好きはもちろんのこと、ビールをあまり飲まない人でも楽しめる製品です。
インドの青鬼
長野県にある「ヤッホーブルーイング」という会社が製造しているビール。
この商品の特徴は、IBU56を誇る苦味で、慣れていない人には苦すぎる!とネットでも賛否両論分かれる銘柄となっています。
個人的に飲んだことがありますがホップの苦味はかなり強く、苦さのインパクトはかなり大きいです!
ですが、苦いだけではなくその中に麦芽の旨味やフルーティーな香りもちゃんとあり、のど越しもすごくいいです。
なので苦いビールが飲みたい!という人には、めちゃくちゃオススメの銘柄です!
日本酒を選ぶコツ
日本酒は種類が多すぎてわからん!と感じる方は多いでしょう。かくいう私もその一人でした(笑)
それゆえ何を選べばいいかわからないと思いますので、【健康志向】という観点から選び方を解説します!
日本酒の種類を知ろう

日本酒とは米、米麴、水を原料として発行させ、こして作る「清酒」の事を指します。
日本酒は大きく分けて、米、米麹、水を使って作る純米酒と、そこに醸造用アルコールを加える本醸造酒の2種類に分けられます。
純米酒

純米酒は米、米麹、水だけで作られた日本酒の事を言います。
本醸造酒との違いは醸造アルコールが含まれていないという点です。
純米酒は米だけで作っているからこそ、そのお米が本来持っている甘みや旨味をより感じる事ができ、香りを存分に楽しめるお酒といえるでしょう。
そして純米酒の中にも様々な種類があります。
純米酒の主な種類
- 純米大吟醸酒
- 純米吟醸酒
- 特別純米酒
- 純米酒
それぞれ原料や精米歩合(精米して残った米の割合のこと)の違い、発酵温度によって味や香りが大きく変化するのが特徴です。
本醸造酒

本醸造酒は醸造アルコールが添加されている日本酒のことで、精米歩合70%以下のお米が使用されているのが特徴です。
本醸造酒は辛口ですっきりした味わいで、香りが控えめなので料理にも幅広く合わせやすい日本酒といえます。
本醸造酒の主な種類
- 吟醸酒
- 大吟醸酒
- 本醸造酒
- 特別本醸造酒
このように日本酒には様々な種類や銘柄が存在するので自分好みのものを探り当てていくのもまた日本酒の魅力と言えるでしょう。
キーワードは『アミノ酸』

健康という観点から見ても日本酒には実に120種類以上もの栄養成分が含まれており、中でも特筆すべきなのが酒類の中でもトップクラスの含有量を誇る「アミノ酸」です。
人間が生きるために欠かせないタンパク質を構成するアミノ酸は約20もの種類があります。
疲労回復、免疫機能の強化、美肌効果、脳の活性化、などアミノ酸には多くの魅力的な力があり、日本酒にはそのアミノ酸が多く含まれているのです。
そして数ある日本酒の中でも特にアミノ酸が多く含まれるのが「純米酒」なのです。
アミノ酸はがんよりも強い!?
日本酒の凄みはこれだけではないのです。
とある機関の実証研究で、日本酒100ミリリットルを2.5ミリリットルに減圧濃縮した液体を膀胱がん、前立腺がん、子宮がんの細胞に加えて24時間培養した結果、64倍に薄めた試料では90%のがん細胞が死滅、128倍に薄めた試料では50%のがん細胞が死滅したという研究結果が出たのです。

これにより日本酒は豊富な健康効果に加えて、がん細胞の増殖を抑える効果があると判明したのです。
純米酒オススメ3選
宝剣 純米 レトロラベル
広島県呉市にある宝剣酒造が手掛ける「宝剣 純米 レトロラベル」
地元広島県産の八反錦というお米を使用して醸造された純米酒は全体のバランスがとても良く、するすると飲めてしまうお酒で、食中酒や晩酌用にお誂え向きなお酒といえるでしょう。
価格帯もこのレベルの清酒では破格と言える値段設定となっており、脅威的なコストパフォーマンスを発揮する銘柄となっています。
ちなみに2019年に行われた「SAKE COMPETITION」という有名なコンテストで純米酒部門1位に選出されています。
ちえびじん 純米酒
大分県にある中野酒造の手掛ける純米酒 「ちえびじん」
穏やかな上立香とフレッシュさのある口当たりが特徴で、純米酒のならではの甘さの中にも柑橘系の酸味、米の旨味がきちんとあり、また精米率70%とは思えない雑味の無さも特筆すべき点と言えます。
フルーティーでとても香りが良いので、女性やお酒の弱い方にも飲みやすいお酒となっています。個人的にはチーズと相性が良く一緒に飲むとさらに美味しいです!
こちらのちえびじんは、2018年にフランスのパリで行われた「KURA MASTER 2018」において応募総数650銘柄の中から最高勲章にあたるプレジデント賞を受賞しています。
嘉美心 特別純米酒
嘉見心(かみこころ)は岡山県浅口市にある蔵元 嘉美心酒造の日本酒です。
『私たちはお酒を作ることでではメーカーですが、生きる上では消費者です。だから家族の口に入れさせたくないものは作りません。』という誓いを立てているように、生産者としての誠実さが伝わってきます。
白桃酵母にこだわっているため飲み口はジューシーな甘みと桃のような香りがあり、飲み進めるとキリっとした酸味とほんのりした辛みがありますが、甘口に分類されるお酒です。
ワインを選ぶコツ

重要なのは『ポリフェノール』

ワインを選ぶ上でキーになってくるのはポリフェノールという成分です。ポリフェノールには、非常に強い「抗酸化作用」があります。
抗酸化作用とは体内の細胞を酸化させる「活性酸素」を除去する力のことで、細胞膜の酸化による動脈硬化や老化などの予防に繋がります。
さらに「アントシアニン」によって低下した視力や眼精疲労を回復する効果も期待できます。
一口にポリフェノールと言っても色んな酒類があるので、ワインに含まれている主なものは、
ポリフェノールの種類
- タンニン ➡ 殺菌効果と抗酸化作用
- カテキン ➡ 活性酸素を除去する働きを持つ抗酸化作用
- ケルセチン ➡ 抗酸化作用があり、動脈硬化と糖尿病の予防に繋がる
- アントシアニン ➡ 視力回復や肝機能の改善・向上
- レスベラトロール ➡ 抗酸化作用に加えてがんや血管疾患、脳障害の予防。長寿遺伝子に作用し、細胞を守る効果もある。
- プロアンドシアニジン ➡ 心臓を防護する作用や、動脈硬化の抑制、抗がん剤作用
このように多くの成分が含まれています。
白なのか、赤なのかどっちなんだい!?

ワインには赤と白とがありますが、健康効果が高いのは間違いなく赤ワインです。なぜかというと「ポリフェノール」をより多く含んでいるからです。
なぜ白ワインよりも赤ワインの方が、ポリフェノールが多く含まれているのかというと、
赤ワインは黒ブドウの種子や皮を取り除かずに身と一緒に搾ることによりポリフェノールを豊富に含んだまま醸造されるのに対し、白ワインはぶどうの種子や皮を取り除き、果肉だけを発酵させて液体を作り出す為、色と渋みがないすっきりとした味になる代わりにポリフェノールの含有量は少なくなってしまうのです。
熟成させた赤ワインは最強

ワインは若いものよりも熟成させたものの方が健康効果が高いと言われています。
なぜかというとワインに含まれる有効成分は、時間をかけて熟成させることで成分同士が結合し、パワーアップするという特徴があり、より健康効果の高い成分に進化するのです。
場合によっては白ワインでも熟成させれば若い赤ワイン以上の健康効果を得られるなんて場合もあるのです。
約10年が目安

美味しくかつより高い健康効果を得るなら約10年間熟成させた赤ワインをオススメします。
なお、ワインのラベルに記載された年号(ヴィンテージ)はぶどうの収穫年であり、瓶詰めされた年ではないと言うことに注意しましょう。
ワインによっては年号そのものが書いていないこともありますので購入する際はよく確認しましょう。
ワインオススメ銘柄3選
ルイ・ラトゥール・ブルゴーニュ・ピノ・ノワール
世界的に著名なワインメーカー「ルイ・ラトゥール」
ブルゴーニュ全土のピノ・ノワール種から選別したブルゴーニュワインの名作。伝統的な開放型大樽で発酵させた後ステンレスタンクで10~12ヶ月熟成して造られています。
綺麗なルビー色の見た目としっかりした香りが特徴で、ブルゴーニュの良さを保ちつつタンニンが感じられ、食中酒としても非常に優秀な銘柄となっています!
ベリンジャー ナイツ・ヴァレー・カベルネ・ソーヴィニヨン
アメリカにあるベリンジャー・ヴィンヤーズというメーカーが製造するワインです。
1876年創業のプレミアムワインを製造するワイナリーで、カルフォルニアの太陽を浴びて育ったぶどうに、高い技術と経験から生み出されるワインは幅広い層からの人気を獲得することに成功しています。
この銘柄のウリはとにかくその凝縮感で、その濃厚な赤ワインは肉料理などと相性バツグンと言えるでしょう。
またアルコールが15%とは思えないくらい飲みやすく、濃厚な中に滑らかさもあるため、気が付いたら飲み過ぎているとても危険なワインです(笑)
ポリフェノールでおいしさアップの赤ワイン
サッポロビールが製造販売している「ポリフェノールでおいしさアップの赤ワイン」
ネーミングがド直球で素晴らしいですね(笑)
ですがポリフェノールを摂取したい方にまさにオススメで、商品名をそのまま体現した、ポリフェノール成分を175㎎/100ml含有し、適度な渋みとまろやかなコクがマッチしたバランスのとれた味わいが魅力となっています。
価格帯的にも安く非常にコスパのいいワインとなっております。
まとめ
いかがでしょうか。
ネームバリューや味ではなく時には健康目線でお酒を選ぶというのも面白いのではないでしょうか。
この記事が「飲みたいけど健康でいたい!」というワガママな飲兵衛たちの夢に少しでも役に立ってくれると幸いです!
ではまた。
サラリーマンの傍らブログ運営。
お酒にまつわる情報や考えを、心理学や哲学など色んなネタを絡めながら発信しています。
気分によって文体がコロコロ変わるので悪しからず。


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